キャストネタバレポ第4回は...
「皆さん、お待ちかねのルチンですよ。」
と、オードリーの春日風味で言いたくなる気持ちをぐっと抑えまして、米山ルチンの登場です。
演じますのは、TCTイチの爽やかさを誇る『TK』...いや、菅野崇です。
(ちなみに『TK』は近頃、ごく一部の人たちの間で『シャイニングTK』に進化しました)
ギャラクシー大帝 米山ルチン
威華麺学園一号生筆頭
【食い】担当
名門麺貴族米山家の御曹司。米山ブランドによる麺世界の征服を目論んでいる。
【必殺技】
ブラックホールイリュージョン
【解説】
身体に宇宙を宿す米山ルチンだからこそできる技である。胃袋に非常に強い重力場を発生させ、光すら飲み込む。そのブラックホールに吸い込まれた物質が行きつく先をルチンも知らない...。
(※以上、パンフレットより抜粋)
貴族だからなのか何なのか、やたら突飛な発言や行動が目立つルチン。
しかし、その実力はかなりのもの。底なしのブラックホールを宿すその胃は、限界を知らない。
そう、彼の辞書に『敗北』という文字はないのだ!
では、舞台上での米山ルチンの生き様を、写真とともにどうぞ。
入学式直前、ルチンは海辺にいた。
手にしたバラの花束を海に投げ入れ、『ひろ子』に誓いを立てる。
「私が蕎麦の素晴らしさを世界中に伝えよう!そして米山ブランドから出した麺のみが麺と言えるようにこの世界を変えてみせる!」という誓いを。
(ちなみに『ひろ子』とは、幼くして亡くなった、ルチンの妹だそうです。 演出・談)
入学式でカツオから宣戦布告を受け、その結果として『腕呼争場』に挑むこととなったルチン。
学園最強といわれる三号生筆頭・ソバーユを仲間に引き入れるべく、巧みな心理作戦を用いて口説き落とす。
ソバーユ、そしてソバーユの計らいでダッタン猿橋を仲間に加えた、ルチンのチーム。
武道場で『腕呼争場』の特訓に勤しむその姿は、強く、しなやかで、美しい。
このチームに死角なし!
いよいよ『腕呼争場』開始!
秘技『ゴールデンフィンガー』を発動したルチン。
その身体は黄金にきらめき、ものすごい速さで蕎麦をたいらげていく。
お互いのチームの仲間たちが『腕呼争場』の勝利のために命をかけ、次々と散っていった。
ルチンは、カツオとの一対一の真っ向勝負に挑むが、最後の最後で敗れる。
その時、足場がくずれ、ルチンは火口に飲み込まれそうに...。
カツオが間一髪で助けるものの、このままでは2人とも落ちてしまうと悟ったルチンは、
カツオを助けるため、自ら火口に身を投げる...。
ルチンといえば、特徴的なあの喋りと動き。
台詞は台本に書いてあるとおりとしても、喋り方や動き方は、役者・菅野崇が考えて考えて考えぬいた上で出来上がったものなのです。
それがまた絶妙なセンスで、稽古場はルチンのおかげで常に笑い声に満ちていました。
そんなかんじでルチンは確かに「おもしろい人」ではあるのですが、けっしておもしろいだけじゃありません。
カツオとの、あのラストバトルのシーンに目を奪われたお客様も多かったのではないでしょうか?
そう、彼は本当は、熱くて真っ直ぐで、誰よりも仲間を大切にする人間なのです。
そんな稽古場でのルチン様。
ブラックホールイリュージョンの稽古中。
こんな表情ですが、ふざけているわけではありません。
きわめて真剣です。
その口からいろんなものを飲み込んでしまうのです。おそろしやおそろしや。
次回のキャストネタバレポは、ダッタン猿橋を予定しています。
20歳以上の皆様は、『氷結果汁』(チューハイ)を飲みながら更新をお待ちいただくと、よりいっそう楽しめます。
たぶん。
なおこ@webmaster

あのルックスに爽やかさ、気持ちい程通る声。
盛岡演劇界が生んだ王子様だなぁと思いました(笑)
一緒に見に行ったバイトの浩一が
「普段は違うんですねー」と言っておりましたよ

しかし、舞台に立てばあんなふうに変幻自在に姿を変えてしまうのです。
普段の彼・舞台上の彼、どちらかしか知らないままに、もう片方の彼を目にしたら、きっとびっくりするのでしょうね。
もしカンノさんを街で見かけたら、「あっ、カンノさん!」と声をかけてみてください。
爽やかな笑みで答えてくれるはずです。
いつも何かとお世話になってます。
日常生活からルチンみたいに振舞ってると絶対に嫌がられること間違いなしなのですが、舞台上だと時としてそれが好印象に見えるというのが不思議なトコ。
役者をやめられない理由の一つです。
普段はいたって普通の人なので、ガッカリしないで下さいね。
あ、今度は8月下旬に「唇に聴いてみる」というお芝居に出演しますので、近い内にまた飲み会やら何やらでお世話になると思います。
その時はよろしくお願いします。
(最後は宣伝になってしまった)